地球からガソリンスタンドがなくなる!?

 自動運転車という車が開発され公道でテスト走行されているのをご存知だろうか。
自動運転車とは、人間がハンドルを握って運転するのではなく、IT技術を使い自動走行をする車のことである。この自動運転車は2011年から首都高速道路などで検証実験が行われている。
 車を運転するには「認知」「判断」「操作」の3つのことが必要である。「認知」とは、センサーやカメラなどを使い、周囲の状況を把握すること。「判断」とは、周囲の情報を把握し、車をどう誘導するか判断すること。「操作」とは、判断した結果に基いて、車を操作すること。このうち日本企業(トヨタなど)がもっている技術は「認知」と「操作」である。しかし、自動運転車に一番重要なのは「判断」の部分であると言っても過言ではない。なぜならば、人間が運転しなければならないのは、この「判断」がコンピュータで処理することが困難だったからだ。日本企業はこの「判断」であるAI(人工知能)技術がアメリカに比べ弱い。よって、日本はこのAI技術を強化しなければならないだろう。
 このAI技術が発達すれば無駄な加減速が減少でき、自動車の燃費性能を改善することができる。その結果、二酸化炭素の排出量の削減にもつながる。また、自動運転車を電気自動車(EV)と組み合わせれば飛躍的に走行距離が増える事が予想できる。よって、あまりガソリンを使うことがなくなり、ガソリンスタンドがなくなるのではないかと考えた。