政府のセキュリティ戦略

 政府の情報セキュリティ政策会議は、第35回目の会合で「サイバーセキュリティ戦略」を決定した。
ネットワークの利用が拡大したため国家やインフラの安全確保のためにサイバー空間でのセキュリティ対策が重要になっていることで、国家的戦略をまとめた。
 この戦略ではサイバー犯罪への対策やサイバー上の防衛、国際協力といった外交面も含まれる。
 サイバー犯罪対策では、日本NCFTAの創設や、セキュリティベンダとの協力、サイバーパトロールの強化などに取り組む見込みだ。また事後追跡できるように、デジタルフォレンジックの推進に向けて方策を検討していく。
 この会議で、サイバー空間は「陸」「海」「空」「宇宙」に並ぶ第5の「領域」であるとにくわえ、現在の活動を支える不可欠なインフラであると指摘した。